お茶の歴史

13世紀頃、聖一国師が静岡市足久保に種を蒔いたと伝えられています。
平安初期お茶は非常に貴重で、
僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にすることができました。
静岡で有名な今川や徳川も静岡のお茶を大事にし、
独自の茶文化も生まれました
江戸時代には芭蕉の句に詠まれるほどの名産地になっていたようです。





豆知識

足久保という地名はお茶に関係していて、聖一国師が馬に乗って足久保に来て
馬の足跡の窪み部分にお茶の種を蒔いたので(あしくぼ)と名づけられました。
以前は足窪という漢字表記でした。





お茶の栽培


その辺にあるだけに見える茶畑。実は寒さに弱いんです!        そしてすごく手間がかかります

お茶を育てるうえでの気候条件

・年平均気温が12.5~13度以上であること。14~16が適温
・1日の最低気温が15度以上の継続日数(作物期間)が少なくとも80日以上、年平均5度以上の日数(植物期間が)少なくとも210日以上あること
・年間の降水量は1,300~1,400mm以上で、生育期間の4月~9月の降水量は1,000mm以上。
・台風、雹、晩霜の常習地でないこと


お茶を育てるうえでの土壌条件
・排水性、通気性がよく保水性も兼ね備えていること
・根が生長、伸長できるような土壌の深さが最低60cm理想的には1m以上あること
・土壌中の礫や粘土の割合が高くないこと




ちなみに、お茶で有名な静岡は
年平均気温は16.5度  最低気温が5度以下になる日はまずないです
                年間降水量は2324.9mmとても温暖な土地です
                                                                                            ※参照 気象庁

でも気候条件が揃っていない所でもお茶が作らているのはなぜ?

茶畑でよく見かける扇風機。これは防霜(ぼうそう)ファンと言います
この防霜ファンは茶葉、特に新芽が育つ時期の気候に対応できるようになっています
ちょうどいい温度を作り出すことで全国各地でお茶を作ることが可能になりました。

 



 手もみ茶

今では機械でお茶を作ることが増えましたが、静岡では手もみでお茶を作るところが
全国よりたくさんあります。

まず手もみは摘んできた茶葉を湿らせるところから始まります。
手もみする台のことを焙炉(ほいろ)といいます
この焙炉はすごく熱くてお茶を揉んでいると摩擦熱でさらに熱いです。
しばらく揉み続けると茶葉が固く捕捉になり急須にいれるときのような茶葉に近づきます。
 


お茶の成分と健康性

お茶には9種類の成分が含まれています。
カテキン・カフェイン・テアニン・ビタミン類・サポニン・フッ素・ミネラル・
γ-アミノ酪酸・クロロフィル

これらの成分はどのように体にいいのか?

        実はたくさんあります!

      がん予防・体脂肪低下作用・血中コレステロールの低下・虫歯や抗菌予防 など


               お茶を飲んで

              健康になろう!!

 


お茶の美味しい入れ方


   茶葉         4g

湯の温度      上級煎茶 80度

            普通煎茶 90度~熱湯

湯の量        200ml

浸出時間      30秒




  茶葉を入れる。
4g:ティースプーン2杯)
   お湯を一度湯のみに移す。
(お湯の温度:
80度)
   

湯冷ましした湯を注ぐ。
浸出時間:約
30

   

少しずつ均等に注ぎ分け

最後の1滴までしぼりきる。